2016年3月4日金曜日

2016年3月/第357回月例会

第357回月例会
2016年3月3日(木) 於 東部ビル (赤坂見附)
筑波大学大学院 数理物質科学研究科 教授  長崎 幸夫 氏
「不要な活性酸素を選択的に除去するポリマーの設計と応用」
(講演概要)代謝可能な中分子量ポリマーに抗酸化能を創り込み、正常な細胞の電子伝達系などのレドックス反応を妨害せず、病気に起因する活性酸素種を選択的に消去する新しい材料を設計し、ナノメディシンとして評価するとともに、癒着防止剤、腹膜透析、幹細胞分離など、様々なバイオ関連材料として評価し、高い性能を確認した。患者に優しい新バイオマテリアルが期待される。

2016年2月24日水曜日

2016年2月/第356回月例会

第356日回月例会  
2016年2月23日(火) 於 東部ビル (赤坂見附)
(株)豊田中央研究所 リサーチ・アドバイザー  臼杵 有光 氏
「ポリマー系ナノコンポジット -クレイからグラフェン、CNT へ-」
(講演概要)ナイロンクレイナノコンポジットの開発から25年経過した。開発当初の研究を振り返り、その後グラフェン、CNTなどに展開したナノコンポジット材料について紹介し、将来の高分子材料について一緒に考えたい。

2016年1月22日金曜日

2016年1月/第355回月例会

第355回月例会
2016年1月21日(木) 於 東部ビル (赤坂見附)
「スマートラバー技術の基礎と応用」
住友理工(株)材料技術研究所 先進材料研究室長  高松 成亮 氏
(講演概要)ゴム材料は、自動車、IT関連、鉄道などのインフラ、建築・住環境分野に幅広く活用されている。本講演では、ゴムの利用分野を拡大するため高機能化をさらに進めセンサー・アクチュエータに利用できる性能を持ったスマートラバーについて紹介をいたします。

2015年12月17日木曜日

2015年12月/第354回月例会

第354回月例会
2015年12月16日(水) 於 東部ビル (赤坂見附)
京都工芸繊維大学大学院 教授  池田 裕子 氏
「ゴムの加硫反応研究におけるブレイクスルーなるか?
-21世紀におけるゴム加硫技術のパラダイムシフトへの挑戦-」
(講演概要) アメリカ化学会(ACS)発行の Macromolecules 誌に掲載された論文「ゴムの加硫における複核ブリッジ型二配座亜鉛/ステアレート錯体」の内容が、ACS 広報誌 PressPac の2015年2月11日号に紹介され、同時にプレスリリースされた。本講演では、講師らが近年、展開しているゴムの加硫の新局面を紹介する。


2015年11月26日木曜日

2015年11月/第353回月例会

第353月回月例会
2015年11月25日(水) 国立環境研究所(つくば市)見学
国立環境研究所 理事  原澤 英夫 氏
「地球環境問題について」
(講演概略)地球温暖化が進んでおり、国内外で熱波、豪雨、台風などの異常気象が発生し、多大な被害が発生している。地球温暖化に関する科学的知見についてIPCCや環境研の研究について紹介する。①内外で発生している極端現象、②地球温暖化の現象、③地球温暖化がもたらす影響と適応、④温暖化対策とくに緩和策、気候変動枠組み条約締約国会議COP21の状況、など。


資源循環・廃棄物研究センター
循環型社会システム研究室 室長  田崎 智宏 氏
「循環型社会実現に向けて」
(講演概略)循環型社会基本法が成立した2000年以降、リデュース・リユース・リサイクルという3Rの取り組みはいろいろと進んでいる。この間、どのような動向があったかとともに、関連する発表者の研究成果を紹介し、循環型社会を巡る政策動向や研究動向を理解する一助としたい。そのうえで、今後の循環型社会をめぐる政策などの展望を述べる。


企画部福島準備室 フェロー  大原 利眞 氏
「福島で実施している災害環境研究」
(講演概略)東日本大震災後、国立環境研究所では、長年にわたり培ってきた環境研究の蓄積をもとに、がれき等の災害廃棄物や放射性物質能に汚染された廃棄物の処理処分、放射性物質の環境動態や生物・生態系影響、地震・津波による環境変化・影響、被災地の復興まちづくりと地域環境創生などの災害環境研究に取り組んできました。本講演では、東日本大震災後に進めてきた災害環境研究のこれまでと今後について紹介します。

2015年10月21日水曜日

2015年10月/第352回月例会

第352回月例会
2015年10月20日(火) 於 東部ビル (赤坂見附)
経済産業省 製造産業局 化学課 課長  茂木 正 氏
「我が国の化学産業を取り巻く課題と進むべき方向性について」
(講演概要) 我が国化学産業は様々な環境変化に直面している。石油化学分野においては、アメリカでシェール革命に伴って安価な石化原料を用いたプラント建設が多数計画され、需要地である中国の景気減速が鮮明になり、原油価格も大きく変化するなど、海外を中心に環境が大きく変化している。機能性化学品分野においては、日本が得意としてきた電子材料で新興国メーカーが台頭してきており、新たな成長市場の開拓が求められている。また、ユーザーサイドでは、IoTやAIなどを活用した新たなビジネスモデルが出てきている。こうした様々な変化を踏まえつつ、化学産業が抱えている課題や進むべき方向性について、政府の視点から御説明したい。

2015年9月11日金曜日

2015年9月/第351回月例会

第351回月例会
2015年9月10日(木) 於 東部ビル (赤坂見附)
東海大学工学部応用化学科・准教授  岡村 陽介 氏
「高分子超薄膜の開発とユニークな特性を利用した医療分野への応用展開」
(講演概要) 我々は、生分解性・生体適合性高分子あるいはエラストマーからなる高分子超薄膜(膜厚: 数十ナノメートル)を開発した。得られた超薄膜には、ナノ寸法ならではのユニークな特性(高柔軟性・高接着性)が発現し、物理吸着のみで目的界面に貼付可能となる。本講演では、超薄膜の調製法や物性評価、さらには超薄膜のユニークな特性を利用した医用材料への応用戦略(縫合術の代替, 熱傷用感染防止膜, 水性表面改質材, 細胞・生体組織イメージング等)を中心に紹介する。