2015年11月26日木曜日

2015年11月/第353回月例会

第353月回月例会
2015年11月25日(水) 国立環境研究所(つくば市)見学
国立環境研究所 理事  原澤 英夫 氏
「地球環境問題について」
(講演概略)地球温暖化が進んでおり、国内外で熱波、豪雨、台風などの異常気象が発生し、多大な被害が発生している。地球温暖化に関する科学的知見についてIPCCや環境研の研究について紹介する。①内外で発生している極端現象、②地球温暖化の現象、③地球温暖化がもたらす影響と適応、④温暖化対策とくに緩和策、気候変動枠組み条約締約国会議COP21の状況、など。


資源循環・廃棄物研究センター
循環型社会システム研究室 室長  田崎 智宏 氏
「循環型社会実現に向けて」
(講演概略)循環型社会基本法が成立した2000年以降、リデュース・リユース・リサイクルという3Rの取り組みはいろいろと進んでいる。この間、どのような動向があったかとともに、関連する発表者の研究成果を紹介し、循環型社会を巡る政策動向や研究動向を理解する一助としたい。そのうえで、今後の循環型社会をめぐる政策などの展望を述べる。


企画部福島準備室 フェロー  大原 利眞 氏
「福島で実施している災害環境研究」
(講演概略)東日本大震災後、国立環境研究所では、長年にわたり培ってきた環境研究の蓄積をもとに、がれき等の災害廃棄物や放射性物質能に汚染された廃棄物の処理処分、放射性物質の環境動態や生物・生態系影響、地震・津波による環境変化・影響、被災地の復興まちづくりと地域環境創生などの災害環境研究に取り組んできました。本講演では、東日本大震災後に進めてきた災害環境研究のこれまでと今後について紹介します。