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2019年3月16日土曜日

2018年度月例会一覧

第393回 2019年3月12日
「散乱技術を用いた高分子材料の構造解析最前線」
京都大学 化学研究所 複合基盤化学研究系 教授  竹中 幹人 氏


第392回 2019年2月6日
「世界に食料は余っている! ~世界農業への一視点~」
東京大学大学院 農学生命科学研究科 准教授  川島 博之 氏


第391回 2019年1月22日
「錯体ナノ空間で高分子を制御する」
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻教授  植村 卓史 氏


第390回 2018年12月12日
「改革・開放から40年、「新時代」迎えた中国
 ~産業構造の変化と大衆消費社会の到来」
中央大学ビジネススクール・フェロー、客員研究員 (一社)日中協会 理事長  服部 健治 氏


第389回 2018年11月14日 ダイキン工業㈱淀川工場様 見学

第388回 2018年10月17日
「科学技術倫理2.0と研究倫理プログラムの可能性
 ~ひとと組織のwell-beingを高める倫理~」
東京工業大学リーダーシップ教育院 教授  札野 順 氏



第387回 2018年9月11日
「自動車の電動化と車載用リチウム電池の産業競争力」
エスペック㈱ 上席顧問 名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授   佐藤 登 氏


第386回 2018年8月28日
「グローバル競争に勝つ、新たな可視化ツール、次世代放射光SLiT-J」
(一社)光科学イノベーションセンター 理事長 東北大学 教授  高田 昌樹 氏

「高性能反応剤を用いるゴムの機能化と強靭化新技術」
東京工業大学 物質理工学院 教授  高田 十志和 氏


第385回 2018年7月31日「窓ガラスが幻想的な光の世界に!
-光情報デバイスに関わる透明・光学機能フィルムの開発」
東京工業大学 物質理工学院 名誉教授  渡辺 順次 氏

第384回 2018年6月14日
『車載用リチウムイオン電池の動き』
旭化成(株) 名誉フェロー・名城大学大学院 教授  吉野 彰 氏

第383回 2018年5月18日 防衛大学校見学
『衝撃荷重を受ける構造部の応答』
別府 万壽博 教授
『ゴムチップ混入コンクリートの衝撃特性』
藤掛 一典 教授

第382回 2018年4月12日
『自動運転における研究開発と社会実装の動向等について』
産業技術総合研究所 知能システム研究部門 研究グループ長  加藤 晋 氏


2019年3月15日金曜日

2019年3月/第393回月例会

第393回月例会
2019年3月12日(火) 於:東部ビル(赤坂見附)
京都大学 化学研究所 複合基盤化学研究系 教授  竹中 幹人 氏
「散乱技術を用いた高分子材料の構造解析最前線」
(講演概要) ゴム充填系、結晶性高分子、高分子アロイ、などの高分子材料の大部分はその内部に階層構造を有し、複雑な物性を示す。本講演では、各種散乱法によるこの階層構造の解析および散乱法によるその場観察による構造物性相関の解明について紹介する。


2019年2月18日月曜日

第32回公開フォーラムへの誘い

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第32回公開フォーラムへの誘い
― ゴム・エラストマー技術の安全・安心 ―
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 ゴム技術フォーラムは、ゴム産業の将来展望を目指した技術開発のあるべき姿を追求すべく、異業種を含めた多分野から講師を招聘しての勉強会と、特定テーマによる調査研究と年1回の公開フォーラムにおける講演、報告、討論、及び出版物の発行を通じて提言、提案を行っております。
 昨今地球環境問題や高齢化社会問題が頻繁に議論されていますが、その基本は人間生活における安全・安心の確保にあります。そこで、ゴム技術フォーラムでは2016年2月から、材料技術(安全・安心を生み出す高機能材料と安全性評価)、加工技術(安全・安心を造り込む加工、製造技術)、製品技術(安全・安心を提供する製品、高耐久化技術)の3つの視点から総合的に調査研究すべく、「ゴム・エラストマー技術の安全・安心」調査委員会(調査委員長:東京農工大学・斎藤拓教授)を新しく発足させて調査研究を開始致しました。
 その最終報告に持続可能な開発目標(SDGs)と化学物質の安全性に関するお二人の権威の基調講演を交えて、第32回公開フォーラムを開催することに致しました。ここに概要を下記の通りご案内申し上げますので、多数御参加下さいますようお願い申し上げます。

主  催  ゴム技術フォーラム
日  時  2019年3月28日(木)10:00~16:45
会  場  東京電業会館 地下大ホール(東京都港区元赤坂1-7-8 電話03-3403-5181)
      http://www.todenkyo.or.jp/map/     
テ ー マ  ゴム・エラストマー技術の安全・安心
参 加 費  ゴム技術フォーラム会員・¥6,000、ゴム技術フォーラム会員以外・¥10,000(成書「ゴム・エラストマー技術の安全・安心」(予価:税込¥3,888)を無料で配布致します))
開催日までに三菱東京UFJ銀行・赤坂見附支店(普通預金) №0206817ゴム技術フォーラム宛にご送金下さい(送金手数料はご負担下さい)。
申込方法  参加を希望される方は、氏名、連絡先名、連絡先住所、電話、FAX、電子メールを明記のうえ、下記宛て電子メールあるいはFAX.にてお申込み下さい 。
問合せ先:
  (一社)日本ゴム協会内 ゴム技術フォーラム
  〒107-0051 東京都港区元赤坂 1-5-26
  e-mail : yasuhiko_takemura@friend.ocn.ne.jp、及びgomugijutsu.forum@gmail.com の両者
  FAX :0463-35-9758  横浜ゴム㈱主幹・辻 拓衛

プログラム            
2019年3月28日(木)
 <司会 竹村 泰彦>
 10:00~10:10 開会のあいさつ    ゴム技術フォーラム 代表 川上 欽也 
 10:10~11:40 基調講演(1)
「未来をつくるSDGsとビジネス」
(公財)地球環境戦略研究機関(IGES)シニアフェロー
京都大学名誉教授              松下 和夫 氏
―― 昼食・休憩(11:40~12:40)――
             <司会 小薬 次郎>
 12:40~14:10 基調講演(2)
「安全・安心な社会を目指して」
秋草学園短期大学  学長         北野 大  氏
―― 休憩(14:10~14:20)――
             <司会 滝澤 俊樹>
 14:20~14:40 「ゴム・エラストマー技術の安全・安心」調査委員会報告
    総合報告
    調査委員会 委員長      斎藤 拓
    各論報告
 14:40~15:20 WG1 材料技術
    調査委員会 WG1 リーダー 荒川 裕太
 15:20~16:00 WG2 加工技術 
    調査委員会 WG2 リーダー 福西 智史
 16:00~16:40 WG3 製品技術 
    調査委員会 WG3 リーダー 戸来 大樹
 16:40~16:45  閉会のあいさつ
    調査委員会 世話人     滝澤 俊樹

プログラムは一部変更になる場合がございますのであらかじめご了承下さい。


基調講演概要

1. (公財)地球環境戦略研究機関(IGES)シニアフェロー
京都大学名誉教授       松下 和夫 氏
「未来をつくるSDGsとビジネス」
(講演概要) 2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)は、経済、社会、環境の3側面に統合的な取り組みを求める17 のゴールで構成される。それは、「誰一人取り残さない」を中心テーマとし、貧困、飢餓や不平等をなくすとともに、気候変動をはじめとする環境問題への取り組みを求めている。今や産業界もSDGsを事業活動の本流に据えることが世界の潮流となっている。本講演では、SDGsの背景と内容、成長戦略との関わり、事業活動への主流化、などに焦点をあて解説する。

2. 秋草学園短期大学 学長     北野 大 氏
「安全・安心な社会を目指して」
(講演概要) 20世紀は安全な社会が目標であったが、21世紀は安全・安心な社会の構築が目標となっている。この講演では、安全と安心の違い、人は過ちを犯す、機械は必ず故障するという安全学の考え方を紹介し、そのうえで取られている種々の考え方、たとえばfool safe ,fault tolerance, interlock などの技術的な対策を述べる。

2019年2月8日金曜日

2019年2月/第392回月例会

第392回月例会
2019年2月6日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
東京大学大学院 農学生命科学研究科 准教授  川島 博之 氏
「世界に食料は余っている! ~世界農業への一視点~」
(講演概要) 20世紀後半に広く化学肥料が普及したことによって、世界中で食料が過剰生産気味になってしまった。また、南米で大豆を大量に生産できるようになったことから、飼料の供給が増加し、食肉を大量に生産できるようになった。世界の食料生産の現況を概観する。

2019年1月23日水曜日

2019年1月/第391回月例会

第391回月例会
2019年1月22日(火) 於:東部ビル(赤坂見附)
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻教授  植村 卓史 氏
「錯体ナノ空間で高分子を制御する」
(講演概要) 金属イオンと有機配位子の自己集合によって得られる多孔性金属錯体は、そのナノ空間のサイズ、形状、表面状態を合理的に設計可能であることから、高分子合成や集積の場として利用することで、得られる高分子の一次構造(立体規則性、反応位置、シークエンスなど)や集積状態(配向化、アロイ化など)を精密に制御できる。このような機能性ナノ空間を用いた新しい高分子化学について、演者の研究を中心に解説する。

2018年12月13日木曜日

2018年12月/第390回月例会

第390回月例会
2018年12月12日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
中央大学ビジネススクール・フェロー、客員研究員
(一社)日中協会 理事長  服部 健治 氏
「改革・開放から40年、「新時代」迎えた中国 ~産業構造の変化と大衆消費社会の到来」
(講演概要) 昨年秋の中国共産党第19回大会より2期目を迎えた習近平体制のもと、中国の政治、経済、社会は新たな変化を迎えようとしている。習近平はこの時代を自ら「新時代」と称し、これまでの時代と違う質的変化を歌い上げようとしている。
では「新時代」とは何のか。そのメルクマールとは何なのか。本講演ではこの「新時代」を3つの分野から解明していきたい。第一は「習近平時代」の到来。習近平は以前とは異なる中長期の国家発展イメージを提示し、中国は新段階に入ったことを強調している。第2は「産業構造の転換」。第3次産業が第2次産業を凌駕したのみならず、都市化の進展、経済のソフト化、第4次産業革命も進展し始めた。第3は「大衆消費社会」の台頭。消費者の購買力の拡大とともに消費の多様性を生み、「モノ消費」から「コト消費」に、さらに投資主導から消費主導に社会構造は移行しつつある。
「創造大国」に変貌しつつある中国に対して、日本はどう対処していけばいいのか。世界は中国から学ぼうとする姿勢は弱いが、Vitality、Speed、Flexibility、Woman、Strategyなど日本に欠如している事柄は、率直に中国から学ぶべきだと考える。中国の直面する課題とともに学ぶべき事項も教示したい。

2018年11月15日木曜日

2018年11月/第389回月例会

第389回月例会
2018年11月14日(水) 於:ダイキン工業株式会社 淀川製作所様(大阪府摂津市)
ダイキン工業㈱淀川工場様 見学
[講演1]フッ素ゴム(FKM)は1950年台に軍事用途向けに商品化されたのが商業生産の始まりと言われている。その後、自動車部品に採用されたのをきっかけに需要が拡大し、今日全世界で3万トン強を消費するまでになった。この間、主にポリマーに対する改良がおこなわれ、ASTMに6種類の組成が登録されるに至っている。本講演ではこれらFKM種類と特徴を市場動向を交えて述べる。

[講演2]FKMは耐熱性や耐油性に優れているが、オイルの添加剤や洗浄剤として用いられるアミン系化合物に接触する場面において、温度や濃度といった条件によっては脆弱さがあり、以前より改善要求があった。弊社で開発上市したダイエルGBRは、FKMの諸物性を維持しながら耐アミン性を大幅に改善したものである。ダイエルGBRについて最新データを交えて紹介する。

2018年10月17日水曜日

2018年10月/第388回月例会

第388回月例会
2018年10月17日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
東京工業大学リーダーシップ教育院 教授  札野 順 氏
「科学技術倫理2.0と研究倫理プログラムの可能性
 ~ひとと組織のwell-beingを高める倫理~」
(講演概要) これまでの科学技術倫理は、科学者・技術者として「やってはならないこと」を強調する予防倫理が主であった. しかし、倫理の本質が「well-being(よく生きること)」ためにどのように意思決定し、いかに行動するかを考察し実行することであることに立ち返ると、科学者・技術者として「やるべきこと」を目指す志向倫理も重要である。本講演では、志向倫理と予防倫理を融合し、科学者・技術者が「よく生きる」ための科学技術倫理2.0とその実践について検討する。

2018年9月12日水曜日

2018年9月/第387回月例会

第387回月例会
2018年9月11日(火) 於:東部ビル(赤坂見附)
エスペック㈱ 上席顧問
名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授    佐藤 登 氏
「自動車の電動化と車載用リチウム電池の産業競争力」
(講演概要) 2018年から強化された米国ZEV規制、中国で19年に発効するNEV規制、そして欧州で21年に発効するCO2排出規制が絡み合い、自動車業界と電池業界にはビジネスモデルとその戦略の重要性が大きくのしかかっている。日系自動車業界は先頭集団を走っているものの、今後はドイツ勢の躍進が予想される。中国政府は自動車強国をめざし大胆なEVシフトを展開しつつあるが、20年の補助金政策廃止が実行されれば影響は甚大である。日系電池業界の勢いが低下している一方、韓国のトップ3に見られる大規模投資とコスト低減が効果を発揮し存在感を高めている。さらに、日韓勢に割って入ってきた中国CATLのビジネスモデルは侮れない。今後の各社の生き残り競争をかけた事業競争が始まっている。

2018年8月29日水曜日

2018年8月/第386回月例会

第386回月例会
2018年8月28日(火) 於:東部ビル(赤坂見附)

講演会(1)
(一社)光科学イノベーションセンター 理事長
東北大学 教授  高田 昌樹 氏
「グローバル競争に勝つ、新たな可視化ツール、次世代放射光SLiT-J」
(講演概要)次世代放射光施設が、東北大学キャンパス内に設置する方針が文科省により7月3日に決定された。この施設は、ゴム材料を構成する軽元素の可視化に強みを持つ軟X戦で、SPring-8の100倍の性能で「ナノの見え方」を変え、研究開発における仮説検証サイクルの高速化をもたらす。
学術的挑戦性と産業的革新性の融合を誘発する産学共創の拠点形成を目指す、本計画の概要と将来展望について講演する。

講演会(2)
東京工業大学 物質理工学院 教授  高田 十志和 氏
「高性能反応剤を用いるゴムの機能化と強靭化新技術」
(講演概要)安定ニトリルN-オキシドは、無触媒、無溶媒条件下でも混みあって反応性の低い不飽和結合と容易に反応し、官能基をゴム高分子やゴム表面へ簡便に導入することができる。表面修飾にも有用であり、また多官能化すれば架橋反応剤として機能する。
一方、ロタキサンの軸成分と輪成分の両方にビニル基のような重合性官能基を持つロタキサン架橋剤は、ヒドロゲルやエラストマーの特性顕在化、強靱化に寄与する。
講演では、この2つの新反応剤の活用法を紹介する。

2018年7月31日火曜日

2018年7月/第385回月例会

第385回月例会
2018年7月31日(火) 於:東部ビル(赤坂見附)
東京工業大学 物質理工学院 名誉教授  渡辺 順次 氏
「窓ガラスが幻想的な光の世界に!
-光情報デバイスに関わる透明・光学機能フィルムの開発」

(講演概要) 近年、透明でフレキシブルなディスプレイが市場の大きなターゲットなっている。それに答えるためには、有機・高分子薄膜の利用は不可欠であり、多岐のシステム要素を満足させるための機能も合わせて要求される。具体的には、発光源はもちろん、光を分光、偏波、反射、散乱させる光学機能フィルム、そして導電性、高熱伝導性フィルムなどである。我々はJSTの戦略的イノベーション研究プロジェクトを通して、これら光機能透明フィルムを高性能、高効率かつ大面積で得る技術を開発してきた。本講演ではこれらの技術開発の諸例を解説し、関係する分野の方々と議論を深め、光通信デバイスの発展に向けた共同研究のあり方を考える機会にしたい。

2018年6月22日金曜日

2018年6月/第384回月例会

第384回月例会
2018年6月14日(木) 於:東部ビル(赤坂見附)
旭化成(株) 名誉フェロー・名城大学大学院 教授  吉野 彰 氏
『車載用リチウムイオン電池の動き』
(講演概要)リチウムイオン電池は携帯電話やノートPCなどのIT機器の電源として広く用いられてきた。さらに現在では電気自動車への応用が急ピッチで進んできており、新しい市場が創出されつつある。このリチウムイオン電池の未来電池技術動向、さらに技術革新がもたらす未来の車社会について述べる。

2018年5月21日月曜日

2018年5月/第383回月例会

第383回月例会
2018年5月18日(金) 於:防衛大学校(神奈川県横須賀市)
    評価設備 見学
 別府 万壽博 教授
『衝撃荷重を受ける構造部の応答』

藤掛 一典 教授
『ゴムチップ混入コンクリートの衝撃特性』
 

2018年4月12日木曜日

2018年4月/第382回月例会

第382回月例会
2018年4月12日(木) 於:東部ビル(赤坂見附)
産業技術総合研究所 知能システム研究部門 研究グループ長  加藤 晋氏
『自動運転における研究開発と社会実装の動向等について』
(講演概要) 近年、自動車における自動運転に対しての期待が高く、研究開発や実用化の進展が目覚ましい。本講演では、自動運転や運転支援における研究開発の歴史的な動向や現状、課題、将来展望と社会実装に向けた取り組みなどを、産総研の研究事例を含めて紹介する。