2016年5月19日木曜日

2016年5月/第359回月例会

第359回月例会
2016年5月18日(水) 於 東部ビル (赤坂見附)
東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授  磯貝 明 氏
「効率的なセルロースナノファイバーの製造とその応用」
(講演概要)近年、日本および世界レベルで注目され、基礎および実用化を目指した研究開発が進められているセルロースナノファイバーについて、当研究室の研究概要と共に、国際的な動向等も含めて紹介する。セルロースナノファイバーは木質バイオマスを原料とし、ゴムを含む各種基材と複合化することにより、軽量高強度材料、透明ガスバリアフィルム、透明断熱材、高性能分離材料、医療・ヘルスケア材料などに応用展開可能な新規バイオ系ナノ素材である。一部実用化もされており、セルロースナノファイバーの新しい利用に関する潜在的特性とともに課題と対策についても紹介する。