2020年11月13日金曜日

2020年11月/第407回月例会

第407回月例会
2020年11月12日(木) 於:Zoomによるオンライン開催
千葉大学大学院 工学研究科 人工システム科学専攻 機械系コース 
教授  浅沼 博 氏
「防・減災に向けた革新的技術 ~ゴム等の柔軟材料の利用検討も含めて~」
(講演概要) 講演者は知的材料・構造システムに関する研究を長年にわたりリードしてきたが、東日本大震災以降、そのような最先端技術の防・減災分野に向けた展開の有用性を強く感じ、減災・サステナブル学を提案した。それはすなわち、防・減災目的ながら、非常時のみならず日常も有用な機能を発現し、社会の経済的・持続的発展を可能とするサステナブルな仕組み創成の学問であり、その技術分野の確立に努めてきた。本講演では、ゴム等の柔軟材料の、それらに関連した重要性についても議論する。

2020年10月19日月曜日

2020年10月/第406回月例会

第406回月例会
2020年10月19日(月) 於:Zoomによるオンライン開催
一般社団法人 大阪工研協会 常務理事・事務局長  上利 泰幸 氏
「高放熱性高分子材料の進歩とTIMシートの現状と課題」
(講演概要) 今世紀に入って大きくクローズアップされた高放熱性高分子材料の開発は、パソコンなど種々の電子分野での高密度化や高出力化の進展にともない、熱伝導性シートなどの製品として大きく発展したが、そのニーズは他の熱制御材料(熱放射、遮熱、蓄熱、耐熱、低熱膨張など)へも広がってきた。さらに、次世代分野(5G、IOT, AIなど)でもその需要が大きい。本講演ではつなぎに注目して発展した技術と次世代に向けた展望について説明する。

2020年9月24日木曜日

2020年9月/第405回月例会

第405回月例会
2020年09月24日(木) 於:Zoomによるオンライン開催
東京大学大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻
准教授  山口 哲生 氏
「エラストマー界面の動力学現象:摩擦・剥離・破壊」
(講演概要) エラストマーの界面で起こる力学現象は,普段の生活に深くかかわっているものが数多くみられる一方で,現象の理解があまり進んでいないものも多い.我々のグループは,その中でも摩擦・剥離・破壊といった非線形動力学現象に焦点を当て,研究を行ってきた.本講演では,その場可視化による(動的)キャラクタリゼーションと理論・シミュレーションによる現象の記述・再現を軸とした,我々の試みをご紹介したい.

2020年2月28日金曜日

2020年2月/第404回月例会

第404回月例会
2020年02月27日(木) 於:東部ビル(赤坂見附)
名古屋工業大学 情報工学教育類 知能情報分野 情報工学専攻 教授
兼 理化学研究所 革新知能統合研究センター チームリーダー  竹内 一郎 氏
「データ駆動型AIのものづくりへの活用」
(講演概要) 現在の人工知能の発展はデータ科学に基づいておりデータ駆動型人工知能と呼ばれる.ものづくり分野でデータ駆動型人工知能を活用する場合,能動学習と呼ばれるアプローチが有効である.能動学習はデータの取得プロセスも含めたデータ科学の枠組であり,実験計画法の一種と捉えることができる.本講演ではデータ駆動型人工知能について概観したのち,ものづくりのための能動学習を解説し,関連する応用例を紹介する.

2020年1月28日火曜日

2020年1月/第403回月例会

第403回月例会
2020年01月22日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
東京大学大学院農学生命科学研究科 特任准教授  新村 芳人 氏
「遺伝子の進化と嗅覚」
(講演概要) 私たちの鼻の中には、環境中のさまざまな匂い分子を受け取るためのセンサー(嗅覚受容体)がある。多くの動物にとって嗅覚は生存に必須の感覚であり、嗅覚受容体をコードする遺伝子は、全遺伝子の約5%を占める。近年の次世代シーケンサー(DNA配列自動読み取り装置)の進展により、多様な生物の全ゲノム配列(全遺伝情報)が、比較的容易に、安価に決定できるようになってきた。本講演では、さまざまな生物のゲノムを比較することにより明らかになってきたことを、嗅覚の進化を中心にお話しする。

2019年12月20日金曜日

2019年12月/第402回月例会

第402回月例会
2019年12月18日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
京都大学名誉教授
(広島大学特任教授、立命館大学客員教授、同志社大学嘱託教授)  中條 善樹 氏
「未来を化学で元気にする有機-無機ハイブリッド材料」
(講演概要) 有機ポリマーと無機物をナノレベルあるいは分子レベルで融合させた「有機-無機ハイブリッド材料」の進化した「元素ブロック高分子材料」という新しい概念について概説し、その合成、特性、さらに産業的利用について述べる。化学の力で未来を元気いっぱいにしたいと強く願っている。