ゴム技術フォーラムへのお誘い

 我が国ゴム科学技術界の巨星・故古川淳二京都大学名誉教授(元(社)日本ゴム協会会長)の提唱により1986年に創設されたゴム技術フォーラムは、ゴム関連の学識者や会員企業の技術関係の指導者を中心に、わが国ゴム産業の将来を見据えて幅広く世の中の動きや関連の科学技術情報を探り、自主啓発を図るとともに適切な提言をして行く技術者集団として活動して参りました。

 2006年7月7日に公開の創立20周年講演会を、2016年12月7日に創立30周年記念講演会を開催するなど、設立の趣旨に則りさらにわが国ゴム産業の発展に貢献すべく活動を続けております。

 具体的には、広い分野に亘る多彩な講師陣をお招きしての月例講演会や見学会は既に440回を数えます。また、最近ではほぼ2年に1回の頻度で若手技術者を公募してゴム産業界が抱える重要課題に関する特定テーマの調査研究も既に18テーマに上り、その中17テーマは調査報告書に纏め出版社より発行し、広くゴム・エラストマーに関連する皆様に貴重な情報提供とテーマ提案をして参りました。

 また、ゴム技術フォーラムは、人間生活に必須で金属やプラスチックでは代替できないゴム・エラストマー材料に関して、欧米や進展著しい中国など新興国の追い上げをかわし現在世界のトップにあるわが国の技術的地位を維持し、わが国のゴム産業を更に発展させるべく、企業の枠を超えたゴム技術総合研究所設置の必要性とその構想を日本ゴム協会会長に提言してきました。さらに最近では、ゴムに関する中国の動向に注意を払いつつ、わが国のゴムの科学・技術の優位性を保つため、青島、上海、江西省南昌などで4度に亘り日中ゴム技術交流会を開催して参りました。2008年12月には中国の産学官からゴム・エラストマーの科学・技術において主導的役割を果たしておられる技術者20余名をお迎えし、東京農工大学にて第3回日中ゴム技術交流会を成功裡に開催するなど、海外の動きにも注目しているところです。

 このようにわが国のゴム・エラストマーの科学と技術、産業の発展を目指して積極的に活動するゴム技術フォーラムに多くの皆様(企業)が参画され、多岐に亘る情報入手と人脈形成に生かされますようご案内申し上げます。ご入会のご相談は、ゴム技術フォーラム事務局までお願い致します。

[連絡先]
 〒107-0051
東京都港区元赤坂1-5-26 東部ビル
(一社)日本ゴム協会内
ゴム技術フォーラム事務局
E-Mail:gomugijutsuforum1526@gmail.com