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2022年1月6日木曜日

2019年度月例会一覧

第404回 2020年2月27日データ駆動型AIのものづくりへの活用
名古屋工業大学 情報工学教育類 知能情報分野 情報工学専攻 教授
兼 理化学研究所 革新知能統合研究センター チームリーダー
竹内 一郎 氏

第403回 2020年1月22日

遺伝子の進化と嗅覚

東京大学大学院農学生命科学研究科 特任准教授

新村 芳人 氏


第402回 2019年12月18日

「未来を化学で元気にする有機-無機ハイブリッド材料」

京都大学名誉教授

広島大学特任教授、立命館大学客員教授、同志社大学嘱託教授

中條 善樹 氏


第401回 2019年11月12日

京都大学宇治キャンパス 生存圏研究所 見学

[講演1]「セルロースナノファイバー強化樹脂材料について」

京都大学生存圏研究所 生物機能材料分野 教授

矢野 浩之 氏

[講演2]「ナノセルロースヴィークル(NCV)について」

京都大学生存圏研究所 生物機能材料分野 特任教授

臼杵有光 氏


第400回 2019年10月9日

第400回記念月例会

[講演1]「世界のゴム事情」

(株)加藤事務所 社長

加藤 進一 氏

[講演2]「天然ゴム生産の現状と最近の話題」

(株)ブリヂストン 先端材料本部 部長

渡辺 訓江 氏

[講演3]「天然ゴム研究と国際連携」

理化学研究所 環境資源科学研究センター

合成ゲノミクス研究グループ グループディレクター

松井 南 氏


第399回 2019年9月13日

「水環境におけるマイクロプラスチック汚染の現状と最新の研究事例」

京都大学  大学院地球環境学堂 准教授

田中 周平 氏


第398回 2019年8月6日

「遮音材、吸音材の設計とその評価・最適化」

工学院大学 工学部 機械工学科 自動車音響振動研究室 准教授

山本 崇史 氏


第397回 2019年7月23日

JAXA相模原キャンパス 宇宙科学研究所 宇宙航空研究開発機構 見学

「ロケット用固体燃料の開発史―燃料兼結合剤用ゴムの変遷―」

JAXA宇宙科学研究所 教授

堀 恵一 氏


第396回 2019年6月12日

「超イオン導電体の創出と全固体電池 -電池材料と固体電気化学」

東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授

菅野 了次 氏


第395回 2019年5月15日

「次世代自動車に向けたエラストマーの高機能化」

JSR(株) タイヤ材料技術開発センター センター長

兼 四日市研究センター 機能高分子研究所 所長

辻 昭衛 氏


第394回 2019年4月17日

「マテリアルズインフォマティクス~世界と日本:その取組と成果の実際~」

物質・材料研究機構  情報統合型物質・材料研究拠点 拠点長

伊藤 聡 氏


2020年2月28日金曜日

2020年2月/第404回月例会

第404回月例会
2020年02月27日(木) 於:東部ビル(赤坂見附)
名古屋工業大学 情報工学教育類 知能情報分野 情報工学専攻 教授
兼 理化学研究所 革新知能統合研究センター チームリーダー  竹内 一郎 氏
「データ駆動型AIのものづくりへの活用」
(講演概要) 現在の人工知能の発展はデータ科学に基づいておりデータ駆動型人工知能と呼ばれる.ものづくり分野でデータ駆動型人工知能を活用する場合,能動学習と呼ばれるアプローチが有効である.能動学習はデータの取得プロセスも含めたデータ科学の枠組であり,実験計画法の一種と捉えることができる.本講演ではデータ駆動型人工知能について概観したのち,ものづくりのための能動学習を解説し,関連する応用例を紹介する.

2020年1月28日火曜日

2020年1月/第403回月例会

第403回月例会
2020年01月22日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
東京大学大学院農学生命科学研究科 特任准教授  新村 芳人 氏
「遺伝子の進化と嗅覚」
(講演概要) 私たちの鼻の中には、環境中のさまざまな匂い分子を受け取るためのセンサー(嗅覚受容体)がある。多くの動物にとって嗅覚は生存に必須の感覚であり、嗅覚受容体をコードする遺伝子は、全遺伝子の約5%を占める。近年の次世代シーケンサー(DNA配列自動読み取り装置)の進展により、多様な生物の全ゲノム配列(全遺伝情報)が、比較的容易に、安価に決定できるようになってきた。本講演では、さまざまな生物のゲノムを比較することにより明らかになってきたことを、嗅覚の進化を中心にお話しする。

2019年12月20日金曜日

2019年12月/第402回月例会

第402回月例会
2019年12月18日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
京都大学名誉教授
(広島大学特任教授、立命館大学客員教授、同志社大学嘱託教授)  中條 善樹 氏
「未来を化学で元気にする有機-無機ハイブリッド材料」
(講演概要) 有機ポリマーと無機物をナノレベルあるいは分子レベルで融合させた「有機-無機ハイブリッド材料」の進化した「元素ブロック高分子材料」という新しい概念について概説し、その合成、特性、さらに産業的利用について述べる。化学の力で未来を元気いっぱいにしたいと強く願っている。

2019年11月14日木曜日

2019年11月/第401回月例会

第401回月例会
2019年11月12日(火) 於:京都大学宇治キャンパス 生存圏研究所様 見学
[講演1] 京都大学生存圏研究所 生物機能材料分野 教授  矢野 浩之 氏
「セルロースナノファイバー強化樹脂材料について」
(講演概要) セルロースナノファイバー(CNF)はセルロースをナノサイズにまで解した次世代バイオマス素材です。鋼鉄の5分の1の軽さで、その5倍以上の強度を有する高性能ナノ繊維です。生存圏研究所ではCNF材料研究を異分野連携の生存圏科学として創設以来世界をリードして進めています。講演では、セルロースナノファイバーの構造、製造、機能化、用途について紹介します。

[講演2] 京都大学生存圏研究所 生物機能材料分野 特任教授  臼杵有光 氏
「ナノセルロースヴィークル(NCV)について」
(講演概要) 環境省の委託業務としてNCV(Nano Cellulose Vehicle)プロジェクトを実施中です。本プロジェクトではセルロースナノファイバー(CNF)で補強されたポリマーを使って自動車用部品や部材の試作評価を実施しています。本年度は4年目の最終年度であり、できるだけCNFを使用した試作車を製作し、東京モーターショーに展示しました。講演では試作車の概要について説明いたします。

2019年10月10日木曜日

2019年10月/第400回記念月例会

第400回記念月例会
2019年10月09日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
[講演1] (株)加藤事務所 社長  加藤 進一 氏
「世界のゴム事情」
(講演概要) 世界各国のゴム産業、ゴム材料、ゴム機械を解説します。特にアジアのゴム機械、EU地区の最先端のゴム機械、インドゴム材料、中国ゴム材料、ロシアゴム材料、その他使えそうなゴム材料、各国のタイヤ、ゴム産業と主なゴム会社、世界のゴム展示会 等を紹介します。

[講演2] (株)ブリヂストン 先端材料本部 部長  渡辺 訓江 氏
「天然ゴム生産の現状と最近の話題」
(講演概要) 熱帯樹木パラゴムノキ由来の天然ゴム(NR)は、現在、世界で年間1300万t以上が消費される重要な工業原料である。今後も、新興国におけるモータリゼーションの進行に伴う消費量の増加や天然資源としての重要性の高まりが予想されるため、将来にわたりNRの安定供給を確保することは、タイヤ産業において重要な課題となっている。今回は、天然ゴム生産の現状と課題、資源の多様化など最近の話題を紹介する。

[講演3] 理化学研究所 環境資源科学研究センター 合成ゲノミクス研究グループ グループディレクター  松井 南 氏
「天然ゴム研究と国際連携」
(講演概要) 東南アジア諸国は、世界の90%以上の天然ゴムを供給しており、自動車のタイヤ原料を始めとして世界中の産業を支えている。私たちは、マレーシアと共同で始めたパラゴムノキのゲノム解読を中心に、インドネシア、ベトナム、カンボジア、中国のゴム研究所を訪問して、プランテーションでのゴム生産とゲノムを中心とした新品種生産の取り組みについて議論している。研究室で行われている基礎研究とこれらの国との国際連携について紹介する。

2019年9月19日木曜日

2019年9月/第399回月例会

第399回月例会
2019年09月13日(金) 於:東部ビル(赤坂見附)
京都大学  大学院地球環境学堂 准教授  田中 周平 氏
「水環境におけるマイクロプラスチック汚染の現状と最新の研究事例」
(講演概要) 今では100種類を超えるプラスチックが存在するとされていて、私たちの身の回りの生活を支えてくれています。軽くて耐久性が強い結果、環境中に放出されたプラスチックはいたるところで残存します。一部は生物に取り込まれ、ふたたび、私たちに戻ってきているのかもしれません。今回は、マイクロプラスチックに関する研究事例を分かりやすく紹介したいと思います。

2019年8月7日水曜日

2019年8月/第398回月例会

第398回月例会
2019年08月06日(火) 於:東部ビル(赤坂見附)
工学院大学 工学部 機械工学科 自動車音響振動研究室 准教授  山本 崇史 氏
「遮音材、吸音材の設計とその評価・最適化」
(講演概要) 近年,電気自動車やハイブリッド車の普及が急速にすすんでいます.これらの車両ではエンジン騒音が小さくなったことにより,相対的にロードノイズなど他の騒音が目立つ傾向にあります.自動車室内の静粛性を確保するため,吸音材や遮音材などの防音材が多用されていますが,燃費向上には軽量化も必要です.ここでは防音材のモデル化および最適設計法について概説いたします.

2019年7月24日水曜日

2019年7月/第397回月例会

第397回月例会
2019年07月23日(火) 於:JAXA相模原キャンパス 宇宙科学研究所
宇宙航空研究開発機構殿様 見学

JAXA宇宙科学研究所 教授  堀 恵一 氏
「ロケット用固体燃料の開発史―燃料兼結合剤用ゴムの変遷―」
(講演概要) 火薬の歴史から解説する。火薬の発明、武器としての使用、ロケットへの応用、固体燃料の誕生・進化、その中でのゴム材料の重要性について言及する。宇宙科学研究所が主力としてきた固体ロケットの開発についても述べる。

2019年6月13日木曜日

2019年6月/第396回月例会

第396回月例会
2019年6月12日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授  菅野 了次 氏
「超イオン導電体の創出と全固体電池 -電池材料と固体電気化学」
(講演概要) 固体中をイオンが高速で拡散する物質は、超イオン導電体や固体電解質などと呼ばれ、電池やセンサーへの応用が期待されてきた。最近リチウム系では、イオン導電率が室温で10-2 Scm-1を超え、有機溶媒系に匹敵する値を示す物質Li10GeP2S12(LGPS)が2011年に、より高いイオン導電率を示すLi9.54Si1.74P1.44S11.7Cl0.3が2016年に見出されるとともに、固体電解質を用いた全固体電池が他の電池系と比較して優れた出力特性を持つことが明らかになった。電池の固体化によって、電池のパッケージングの自由度が増し、安定性・信頼性が向上して作動温度が広がることによって、電解液を用いる電池では達成できなかった高容量や高速充放電が可能になると期待されている。蓄電池を全固体化する試みを紹介する。

2019年5月16日木曜日

2019年5月/第395回月例会

第395回月例会
2019年5月15日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
JSR(株) タイヤ材料技術開発センター センター長
兼 四日市研究センター 機能高分子研究所 所長  辻 昭衛 氏
「次世代自動車に向けたエラストマーの高機能化」
(講演概要) エラストマー材料の主用途の一つである自動車産業が大きな転換点を迎えている。特に、環境意識の高まりに伴い、環境対応型次世代自動車の開発が盛んに行われている。この次世代自動車用エラストマーに求められるニーズの例として、低燃費性能の向上、高強度化、耐バイオ燃料油性、リチウムイオン電池(LIB)の高性能化を挙げ、それを可能にするエラストマーの高機能化について述べる。

2019年4月18日木曜日

2019年4月/第394回月例会

第394回月例会
2019年4月17日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
物質・材料研究機構  情報統合型物質・材料研究拠点 拠点長  伊藤 聡 氏
「マテリアルズインフォマティクス~世界と日本:その取組と成果の実際~」
(講演概要) 昨今、データ駆動型物質科学(マテリアルズインフォマティクス)が注目を集めている。その世界動向と日本における取り組み、とくに物質・材料研究機構をハブ拠点として進めているJST事業「情報統合型物質・材料開発イニシアティブ(MI2I)」を紹介する。データ駆動型物質科学は物質科学の研究スタイルを変えるとともに、材料開発の在り方をも変える可能性があることをお話ししたい。