第401回月例会
2019年11月12日(火) 於:京都大学宇治キャンパス 生存圏研究所様 見学
[講演1] 京都大学生存圏研究所 生物機能材料分野 教授 矢野 浩之 氏
「セルロースナノファイバー強化樹脂材料について」
(講演概要) セルロースナノファイバー(CNF)はセルロースをナノサイズにまで解した次世代バイオマス素材です。鋼鉄の5分の1の軽さで、その5倍以上の強度を有する高性能ナノ繊維です。生存圏研究所ではCNF材料研究を異分野連携の生存圏科学として創設以来世界をリードして進めています。講演では、セルロースナノファイバーの構造、製造、機能化、用途について紹介します。
[講演2] 京都大学生存圏研究所 生物機能材料分野 特任教授 臼杵有光 氏
「ナノセルロースヴィークル(NCV)について」
(講演概要) 環境省の委託業務としてNCV(Nano Cellulose Vehicle)プロジェクトを実施中です。本プロジェクトではセルロースナノファイバー(CNF)で補強されたポリマーを使って自動車用部品や部材の試作評価を実施しています。本年度は4年目の最終年度であり、できるだけCNFを使用した試作車を製作し、東京モーターショーに展示しました。講演では試作車の概要について説明いたします。
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