第400回記念月例会
2019年10月09日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
[講演1] (株)加藤事務所 社長 加藤 進一 氏
「世界のゴム事情」
(講演概要) 世界各国のゴム産業、ゴム材料、ゴム機械を解説します。特にアジアのゴム機械、EU地区の最先端のゴム機械、インドゴム材料、中国ゴム材料、ロシアゴム材料、その他使えそうなゴム材料、各国のタイヤ、ゴム産業と主なゴム会社、世界のゴム展示会 等を紹介します。
[講演2] (株)ブリヂストン 先端材料本部 部長 渡辺 訓江 氏
「天然ゴム生産の現状と最近の話題」
(講演概要) 熱帯樹木パラゴムノキ由来の天然ゴム(NR)は、現在、世界で年間1300万t以上が消費される重要な工業原料である。今後も、新興国におけるモータリゼーションの進行に伴う消費量の増加や天然資源としての重要性の高まりが予想されるため、将来にわたりNRの安定供給を確保することは、タイヤ産業において重要な課題となっている。今回は、天然ゴム生産の現状と課題、資源の多様化など最近の話題を紹介する。
[講演3] 理化学研究所 環境資源科学研究センター 合成ゲノミクス研究グループ グループディレクター 松井 南 氏
「天然ゴム研究と国際連携」
(講演概要) 東南アジア諸国は、世界の90%以上の天然ゴムを供給しており、自動車のタイヤ原料を始めとして世界中の産業を支えている。私たちは、マレーシアと共同で始めたパラゴムノキのゲノム解読を中心に、インドネシア、ベトナム、カンボジア、中国のゴム研究所を訪問して、プランテーションでのゴム生産とゲノムを中心とした新品種生産の取り組みについて議論している。研究室で行われている基礎研究とこれらの国との国際連携について紹介する。
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