2023年12月20日水曜日

2023年10月/第442回月例会

 第442回月例会

2023年10月18日(水) 於:オンライン

岐阜大学 工学部 化学・生命工学科 物質化学コース 教授  三輪 洋平 氏

「自己修復性エラストマーとCO2応答性エラストマー」

(ご講演概要)私どもが研究している2種類の機能性エラストマーについて紹介をさせて頂きます。まず、私どもの設計したイオン性エラストマーとフッ素性エラストマーについてお話をいたします。さらに、自己修復エラストマーの設計概念に関する最近のトレンドに関しても話を致します。また、CO2応答性エラストマーでは、CO2によって物性が劇的に変化する新規エラストマーについて紹介いたします。

2023年9月/第441回月例会

 第441回月例会

2023年9月20日(水) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

理化学研究所 創発物性科学研究センター チームリーダー  石田 康博 氏

「エントロピー増大に逆らうゲル材料」

(ご講演概要)我々は今回、斜めに配向させた酸化グラフェンのナノシートをゲル中に埋め込んだ材料を作製した。このゲルに横方向の剪断を加えた際、左向きの剪断ではナノシートが座屈しゲルは容易に変形する一方、右向きの剪断ではナノシートは座屈せずゲルは強固に抵抗するため、左右剪断に対する弾性率には67倍もの差が生じる。その結果このゲルは、あたかも「一方向にしか通過できない扉」のように振る舞い、乱雑な振動を一方向の振動に変換する、物体を一方向に輸送する、線虫の集団を一方向に走行させるなど、エントロピー増大に逆らう機能をさまざまな場面で発揮した。


2023年8月/第440回月例会

 第440回月例会

2023年8月23日(水) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

スリーエムジャパン イノベーション㈱ テープ・接着剤製品部

スペシャリスト 岸﨑 治 氏

「3M の電子部品、電子デバイス向け接着・接合ソリューション ~テープ・接着剤」

(ご講演概要)IoT 化や5G の導入など、ますますConnected で高性能化が進むエレクトロニクスデバイスにおける技術的な課題に対して、3M の接着接合ソリューションをご紹介するものとなっております。「材質の多様化」「耐衝撃性の向上」「耐水・耐薬品性」「オートメーション」「サステナビリティ」の5 つのメガトレンドにそって3M のソリューションをご紹介いたします。

2023年8月10日木曜日

2023年7月/第439回月例会

第439回月例会

2023年7月5日(水) 於:Zoomによるオンライン開催

早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 教授 関根 泰 氏

「カーボンニュートラルを実現するための化学・高分子の向かうべき方向性」

(ご講演概要)地球は物質としてみると宇宙とは出入りがなく、閉鎖系である。この閉鎖系に唯一外部からエネルギーとして入ってくるのが太陽光である。現在のエネルギー・化学分野は、閉鎖系の遺産である化石資源を掘り出して用いており、太陽光の貢献は我が国では総エネルギー19EJのうち1.5EJ程度である。将来のCNやGXを考えた場合、今後化学・高分子分野が進んでいくべき方向性について、自然科学的、社会科学的な背景を基に整理してみたい。


2023年6月/第438回月例会

第438回月例会

2023年6月6日(火) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

東京工業大学 物質理工学院 応用化学系 教授 佐藤 浩太郎 氏

「植物由来モノマーの精密重合による機能性ポリマーの開発」

(ご講演概要)近年、環境問題の見直しや循環型社会の形成が求められ、低環境負荷であることが期待される再生可能な植物由来資源から高分子を得る研究が盛んに行われてきている。とくに、天然特有の分子骨格を活用することで、石油由来高分子にない優れた性能や機能をもった新しい高分子材料開発にも繋がると考えられる。本講演では、これまでに講演者が行ってきたさまざまな植物由来ビニルモノマーの制御重合に関する研究成果について概説する。


2023年5月16日火曜日

2023年5月/第437回月例会

 第437回月例会

2023年5月10日(水) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

東京大学大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻 特任教授 岡崎 進 氏

「大規模全原子分子動力学計算による現実系高分子材料の諸特性と
                             その分子機構の研究」

(ご講演概要)PMMAやPC、PBIなどの非晶樹脂やブタジエンゴムなどを中心に、現実系の高分子材料の持つ力学特性や熱特性に対し、大規模な全原子分子動力学計算に基づいて行った特性発現の分子機構に対する研究について紹介する。特に、延性破壊と脆性破壊の発現機構の相違について詳細に検討する。また、高分子電解質膜やPDMSガス分離膜に対する計算についても紹介する。

2023年4月/第436回月例会

 第436回月例会

2023年4月18日(火) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

生産開発科学研究所 学術顧問, 京都工芸繊維大学 名誉教授 池田 裕子 氏

「京都工芸繊維大学ゴム科学研究センター成果報告:ゴム科学の面白さ、
                               そして、美しさ!」

(ご講演概要)2016年~2021年に開設された京都工芸繊維大学ゴム科学研究センター活動から得られたゴム科学の最新情報を紹介する。特に、「天然ゴム」、「補強」、「架橋」をキーワードとするサスティナビリティサイエンス研究とゴムの加硫の基礎研究を中心に述べる。