2018年11月15日木曜日

2018年11月/第389回月例会

第389回月例会
2018年11月14日(水) 於:ダイキン工業株式会社 淀川製作所様(大阪府摂津市)
ダイキン工業㈱淀川工場様 見学
[講演1]フッ素ゴム(FKM)は1950年台に軍事用途向けに商品化されたのが商業生産の始まりと言われている。その後、自動車部品に採用されたのをきっかけに需要が拡大し、今日全世界で3万トン強を消費するまでになった。この間、主にポリマーに対する改良がおこなわれ、ASTMに6種類の組成が登録されるに至っている。本講演ではこれらFKM種類と特徴を市場動向を交えて述べる。

[講演2]FKMは耐熱性や耐油性に優れているが、オイルの添加剤や洗浄剤として用いられるアミン系化合物に接触する場面において、温度や濃度といった条件によっては脆弱さがあり、以前より改善要求があった。弊社で開発上市したダイエルGBRは、FKMの諸物性を維持しながら耐アミン性を大幅に改善したものである。ダイエルGBRについて最新データを交えて紹介する。

2018年10月17日水曜日

2018年10月/第388回月例会

第388回月例会
2018年10月17日(水) 於:東部ビル(赤坂見附)
東京工業大学リーダーシップ教育院 教授  札野 順 氏
「科学技術倫理2.0と研究倫理プログラムの可能性
 ~ひとと組織のwell-beingを高める倫理~」
(講演概要) これまでの科学技術倫理は、科学者・技術者として「やってはならないこと」を強調する予防倫理が主であった. しかし、倫理の本質が「well-being(よく生きること)」ためにどのように意思決定し、いかに行動するかを考察し実行することであることに立ち返ると、科学者・技術者として「やるべきこと」を目指す志向倫理も重要である。本講演では、志向倫理と予防倫理を融合し、科学者・技術者が「よく生きる」ための科学技術倫理2.0とその実践について検討する。

2018年9月12日水曜日

2018年9月/第387回月例会

第387回月例会
2018年9月11日(火) 於:東部ビル(赤坂見附)
エスペック㈱ 上席顧問
名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授    佐藤 登 氏
「自動車の電動化と車載用リチウム電池の産業競争力」
(講演概要) 2018年から強化された米国ZEV規制、中国で19年に発効するNEV規制、そして欧州で21年に発効するCO2排出規制が絡み合い、自動車業界と電池業界にはビジネスモデルとその戦略の重要性が大きくのしかかっている。日系自動車業界は先頭集団を走っているものの、今後はドイツ勢の躍進が予想される。中国政府は自動車強国をめざし大胆なEVシフトを展開しつつあるが、20年の補助金政策廃止が実行されれば影響は甚大である。日系電池業界の勢いが低下している一方、韓国のトップ3に見られる大規模投資とコスト低減が効果を発揮し存在感を高めている。さらに、日韓勢に割って入ってきた中国CATLのビジネスモデルは侮れない。今後の各社の生き残り競争をかけた事業競争が始まっている。

2018年8月29日水曜日

2018年8月/第386回月例会

第386回月例会
2018年8月28日(火) 於:東部ビル(赤坂見附)

講演会(1)
(一社)光科学イノベーションセンター 理事長
東北大学 教授  高田 昌樹 氏
「グローバル競争に勝つ、新たな可視化ツール、次世代放射光SLiT-J」
(講演概要)次世代放射光施設が、東北大学キャンパス内に設置する方針が文科省により7月3日に決定された。この施設は、ゴム材料を構成する軽元素の可視化に強みを持つ軟X戦で、SPring-8の100倍の性能で「ナノの見え方」を変え、研究開発における仮説検証サイクルの高速化をもたらす。
学術的挑戦性と産業的革新性の融合を誘発する産学共創の拠点形成を目指す、本計画の概要と将来展望について講演する。

講演会(2)
東京工業大学 物質理工学院 教授  高田 十志和 氏
「高性能反応剤を用いるゴムの機能化と強靭化新技術」
(講演概要)安定ニトリルN-オキシドは、無触媒、無溶媒条件下でも混みあって反応性の低い不飽和結合と容易に反応し、官能基をゴム高分子やゴム表面へ簡便に導入することができる。表面修飾にも有用であり、また多官能化すれば架橋反応剤として機能する。
一方、ロタキサンの軸成分と輪成分の両方にビニル基のような重合性官能基を持つロタキサン架橋剤は、ヒドロゲルやエラストマーの特性顕在化、強靱化に寄与する。
講演では、この2つの新反応剤の活用法を紹介する。

2018年7月31日火曜日

2018年7月/第385回月例会

第385回月例会
2018年7月31日(火) 於:東部ビル(赤坂見附)
東京工業大学 物質理工学院 名誉教授  渡辺 順次 氏
「窓ガラスが幻想的な光の世界に!
-光情報デバイスに関わる透明・光学機能フィルムの開発」

(講演概要) 近年、透明でフレキシブルなディスプレイが市場の大きなターゲットなっている。それに答えるためには、有機・高分子薄膜の利用は不可欠であり、多岐のシステム要素を満足させるための機能も合わせて要求される。具体的には、発光源はもちろん、光を分光、偏波、反射、散乱させる光学機能フィルム、そして導電性、高熱伝導性フィルムなどである。我々はJSTの戦略的イノベーション研究プロジェクトを通して、これら光機能透明フィルムを高性能、高効率かつ大面積で得る技術を開発してきた。本講演ではこれらの技術開発の諸例を解説し、関係する分野の方々と議論を深め、光通信デバイスの発展に向けた共同研究のあり方を考える機会にしたい。

2018年6月22日金曜日

2018年6月/第384回月例会

第384回月例会
2018年6月14日(木) 於:東部ビル(赤坂見附)
旭化成(株) 名誉フェロー・名城大学大学院 教授  吉野 彰 氏
『車載用リチウムイオン電池の動き』
(講演概要)リチウムイオン電池は携帯電話やノートPCなどのIT機器の電源として広く用いられてきた。さらに現在では電気自動車への応用が急ピッチで進んできており、新しい市場が創出されつつある。このリチウムイオン電池の未来電池技術動向、さらに技術革新がもたらす未来の車社会について述べる。

2018年5月21日月曜日

2018年5月/第383回月例会

第383回月例会
2018年5月18日(金) 於:防衛大学校(神奈川県横須賀市)
    評価設備 見学
 別府 万壽博 教授
『衝撃荷重を受ける構造部の応答』

藤掛 一典 教授
『ゴムチップ混入コンクリートの衝撃特性』