2022年11月14日月曜日

2022年10月/第430回月例会

 第430回月例会

2022年10月19日(水) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

京都大学 工学研究科  材料化学専攻有機材料化学講座 教授 松原 誠二郎 氏

「有機合成のデジタル化-その意味と実現性」

―アナログ技術で対応してきた有機合成がDXに求められていること-

(ご講演概要)既知反応を入試前に暗記し,先輩や先生に反応のやり方を教えてもらう。それでも,同じようにできない。このような経験が有機合成を最初に行う時には必ず経験する。これは,2つの事実が隠れている。①有機合成は,データ駆動型であること,②アナログ性は強いことである。このような有機合成に,デジタル化の必要性が言われ始めている。デジタル化とは,どういう意味があるのか,何を求められているのか,どう対応するのかを紹介する。

2022年9月/第429回月例会

 第429回月例会

2022年9月14日(水) 於:Zoomによるオンライン開催

豊田合成㈱ 開発本部 材料技術部 カーボンニュートラル開発推進室

室長 今井 英幸 氏

「わが社の脱炭素社会に向けての取組み状況」

(ご講演概要)自動車産業を取り巻く環境はCASE・MaaSの潮流に加え、カーボンニュートラル(CN)に向けた取組が国内外で加速するなど、多方面で様々な変化が起こっています。弊社は樹脂、ゴム専門メーカーとして脱炭素(カーボンニュートラル)と資源循環(サーキュラーエコノミー)を実現するため自動車のライフサイクル全体での取り組みを、材料、設計、工法の面からアプローチ。持続的に成長可能な社会の実現に向けて、弊社ではどのような技術力や取り組みで脱炭素社会を後押しできるのか紹介する。

2022年8月/第428回月例会

 第428回月例会

2022年8月18日(木) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

住友理工㈱ 材料技術統括部 領域長 高松 成亮 氏

「エラストマーの多機能化と社会への貢献」

(ご講演概要)当社ではエラストマーの多機能化を図ることで静電容量式センサーを健康介護分野で活用していただいている。この商品に用いている導電材料・圧電材料に関する紹介を行います。また、電歪型高分子アクチュエーターに用いる材料に関しての高分子の構造と誘電率に関して検討した結果についても紹介させていただきます。