第430回月例会
2022年10月19日(水) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催
京都大学 工学研究科 材料化学専攻有機材料化学講座 教授 松原 誠二郎 氏
「有機合成のデジタル化-その意味と実現性」
―アナログ技術で対応してきた有機合成がDXに求められていること-
(ご講演概要)既知反応を入試前に暗記し,先輩や先生に反応のやり方を教えてもらう。それでも,同じようにできない。このような経験が有機合成を最初に行う時には必ず経験する。これは,2つの事実が隠れている。①有機合成は,データ駆動型であること,②アナログ性は強いことである。このような有機合成に,デジタル化の必要性が言われ始めている。デジタル化とは,どういう意味があるのか,何を求められているのか,どう対応するのかを紹介する。