第454回月例会
2024年10月10日(木) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催
産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター 主任研究員 宮寺 哲彦 氏
「ペロブスカイト太陽電池の技術動向と実用化」
(ご講演概要)ペロブスカイト太陽電池は急速に研究開発が進展しており、実用化のフェーズとなっている。本発表では、はじめにペロブスカイト太陽電池の実用化状況について概観する。そのうえで実用化のための残された研究課題の一つとして作製プロセスのサイエンスについて解説する。
第454回月例会
2024年10月10日(木) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催
産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター 主任研究員 宮寺 哲彦 氏
「ペロブスカイト太陽電池の技術動向と実用化」
(ご講演概要)ペロブスカイト太陽電池は急速に研究開発が進展しており、実用化のフェーズとなっている。本発表では、はじめにペロブスカイト太陽電池の実用化状況について概観する。そのうえで実用化のための残された研究課題の一つとして作製プロセスのサイエンスについて解説する。
第453回月例会
2024年9月10日(水) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催
横浜ゴム㈱ 材料機能研究室 アドバイザリーフェロー 日座 操 氏
「ゴムとタイヤ:サステナブルな未来」
(ご講演概要)タイヤは私たちの生活を支える欠かすことのできない製品の一つである。本講演では、タイヤのサステナブルな未来へのリスクについて、社会環境の面から現在の動向を紹介する。その上で、サステナブルな未来に向けてタイヤがどのように進化していくのか、特にゴム材料技術を中心に報告する。類似する発表は最近数多くあるので、本講演では、関連する材料開発事例について概観・調査した内容を紹介する。
第452回月例会
2024年8月7日(水) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催
旭化成㈱ 研究・開発本部 基盤技術研究所 リードエキスパート 菊間 淳 氏
「工業材料における高分子表面・界面の解析技術」
(ご講演概要)異種材料との複合化や構造の微細化に伴い、重要性を増している高分子材料の表面・界面のキャラクタリゼーションについて、平板状(フィルム、膜等)や不定形の表面・界面(フィラー界面等)において活用されている解析技術を、実例を交えて紹介する。また、社会課題となっている海洋マイクロプラスチックについて、その「年齢」を予測する技術についても併せて紹介する。
第451回月例会
2024年7月17日(水) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催
日本ゼオン㈱ 総合開発センター 機能性材料第一研究所 主任研究員 北沢 侑造 氏
「リチウムイオン二次電池用機能性バインダーの開発 」
(ご講演概要)リチウムイオン二次電池の車載用途への拡大に伴い、セルの大型化や高容量化、低コスト化の技術開発が進んでいる。用いられるバインダーは、セル製造に係るプロセス機能のみならず、そのセル機能の向上に貢献する重要な部材と認識されている。本講演では機能、課題と共に、リチウムイオン電池用機能性バインダー技術について紹介する。
第450回月例会
2024年6月11日(火) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催
(独)エネルギー・金属鉱物資源機構 調査部 課長 鑓田 真崇 氏
「 石油市場とエネルギー開発企業の投資動向 」
~脱炭素化に向けた上流事業と低炭素事業投資の両立~
(ご講演概要) 国際社会が目指す2050年ネットゼロ社会の実現に向け、エネルギー開発企業を中心に、再生可能エネルギーや低炭素事業への投資が進んでいる。この潮流は、2021年に開催された国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP)26において大きく加速したものの、2022年のロシアによるウクライナ侵攻を契機とする世界的なエネルギー安全保障への回帰や、2023年のCOP28における議論に見られるようにグローバルサウスのエネルギーアクセス確保に対する声の高まりもある。こうしたなか、従来の化石燃料を中心とするエネルギーシステムの安定的な供給と、低炭素エネルギーシステムへの移行がどのように進むのか概観する。
第449回月例会
2024年5月14日(火) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催
テクノリエゾン事務所 代表 今井 昭夫 氏
「植物由来原料に基づくゴム関連材料の技術課題と研究開発状況 」
(ご講演概要)近年、海洋プラスチックゴミ問題や地球温暖化問題への対応が求められ、ゴム・エラストマー材料の分野でも植物由来原料への転換に注目が集まっている。技術的アプローチとして、①既存ポリマーの構成モノマーを植物由来化合物とする方法、②既存ポリマーの物性と同等以上の物性・機能性を示す植物由来ポリマーを分子設計する方法、③植物から抽出した高分子化合物を変性して、ゴムポリマー原料とする方法、④植物成分と他の高分子材料との複合化組成物を使用する方法などが挙げられる。本講演では、材料開発事例について概観・調査した内容を紹介する。
第448回月例会
2024年4月25日(木) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催
明治大学 理工学部応用化学科 教授 永井 一清 氏
「SDGsやサーキュラーエコノミーと高分子産業想」
(ご講演概要)昨今の物価上昇等から日本も様々な国とつながりを持っていることをあらためて実感した人も多いことでしょう。先行きが読めない不安定なグローバル社会の中で、資源の安定確保や異常気象、労働力不足等への対応が求められています。ゴムやプラスチック等の高分子産業は主に材料面で社会貢献しています。この高分子産業の現状と将来についてSDGsやサーキュラーエコノミー等の観点から考えてみます。