2025年2月17日月曜日

第37回公開フォーラムへの誘い

 ゴム・エラストマーのサーキュラーエコノミーへの展開

ゴム技術フォーラムは、ゴム産業の将来展望を目指した技術開発のあるべき姿を追求すべく、異業種を含めた多分野から講師を招聘しての勉強会と、特定テーマによる調査研究と年1回の公開フォーラムにおける講演、報告、討論、及び出版物の発行を通じて提言、提案を行っております。

ゴム材料が多種、多量に用いられている自動車では省燃費化、軽量化志向に加え、最近では電動化、自動運転など急速な技術革新が起こるとともに、カーシェアリングなど従来と異なる利用方法なども普及してきています。そこで、ゴム技術フォーラムでは20239月から、タイヤを中心としたモビリティ分野、インフラ全般を含む分野およびエレクトロニクス・スポーツ・医療、家庭用分野に分けて、ゴム・エラストマーにとって重要課題であるカーボンニュートラル(CN)やサーキュラーエコノミー(CE)実現への寄与に関する網羅的な調査を行うべく「ゴム・エラストマーのサーキュラーエコノミーへの展開」調査委員会(調査委員長:元日本ゴム協会会長・中瀬古広三郎氏)を新しく発足させて調査研究を開始致しております。

その中間報告に世界のゴム分野やモビリティ分野に詳しいお二人の権威の基調講演を交えて、第37回公開フォーラムを開催することに致しました。ここに概要を下記の通りご案内申し上げますので、多数御参加下さいますようお願い申し上げます。

主  催  ゴム技術フォーラム

日  時  2025326日(10001645(会場/オンライン併催)

会  場  東京電業会館 地下大ホール

     (東京都港区元赤坂1-7-8 電話03-3403-5181

      https://todenkyo.or.jp/pages/4/

マ  ゴム・エラストマーのサーキュラーエコノミーへの展開

費  ゴム技術フォーラム会員(正副代表者のみ)・¥6,000

      会員以外・¥10,000、(何れも消費税不課税)

開催日までに三菱東京UFJ銀行・赤坂見附支店(普通預金)

№ 0206817ゴム技術フォーラム宛にご送金下さい。

(送金手数料はご負担下さい)

申込〆切  314()

申込方法    参加を希望される方は、下記の「申込み書フォーマット」部分を文面に

     コピーした電子メールを下記の宛先三か所すべてにご送付ください。

宛先:        gomugijutsuforum1526@gmail.com

                 gomugijutsu.forum@gmail.com

                  yasuhiko_takemura@friend.ocn.ne.jp

 

プログラム             

 

 <司会 伊藤 秀>

 

 10:0010:10 開会のあいさつ   ゴム技術フォーラム 代表 中瀬古 広三郎 

 

 10:1011:40 基調講演(1

「サーキュラーエコノミーを目指す世界のゴム産業界の動き、

              とりわけ再生ゴム、ゴム粉末、リサイクルゴムの動向」

                      加藤産商㈱・㈱加藤事務所 社長

加藤 進一 氏

 

―― 昼食・休憩(11401240――

 

<司会 竹村 泰彦>

 12:4014:10 基調講演(2

「日産自動車におけるカーボンニュートラルに向けた取り組みと高分子材料への期待」

       日産自動車㈱ 材料技術部 パワートレイン材料開発グループ 主管

太田 智仁 氏

 

―― 休憩(14:1014:20――

 

<司会 滝澤 俊樹>

 「ゴム・エラストマーのサーキュラーエコノミーへの展開」調査委員会報告

総合報告

 14:2014:40          調査委員会   委員長   中瀬古 広三郎

各論報告

14:4015:20  WG1 タイヤを中心としたモビリティ分野

                   調査委員会 WG1 リーダー 矢嶋 亮

15:2016:00 WG2 インフラ全般を含む分野

                   調査委員会 WG2 リーダー 川原 夕佳

16:0016:40 WG3 エレクトロニクス、スポーツ、医療、家庭用分野

                    調査委員会 WG3 リーダー 浪江 祐司

  16:4016:45  閉会のあいさつ

                    調査委員会 世話人      滝澤 俊樹

 

プログラムは一部変更になる場合がございますのであらかじめご了承下さい。

 

 

***********************************申込み書フォーマット***********************************

 

ゴム技術フォーラム第37回公開フォーラム 参加申込書 兼 聴講誓約書

 

西暦2025年  月  日

ゴム技術フォーラム

中瀬古 広三郎 代表殿

 

 このたびゴム技術フォーラム主催の第37回公開フォーラムに参加を申し込みます。

なお、講演を聴講するに当たり聴講者として下記事項を遵守することを誓約致します。

 

1.          東京電業会館地下会場での参加者

 ・会場では講演中にはPCは使用致しません。

 

2.          オンラインでの参加者

・オンラインでの公開フォーラム参加の招待URLもしくはミーティングID等は申込
者本人のみの利用とし、第三者への譲渡及び転送は致しません。

・オンラインでの参加に当たっては、パソコン、タブレット、スマートフォンなどの機器(デバイス)とインターネットに接続出来る環境及びスピーカーやマイク、ヘッドセットなどの音声関連機器等は参加者自身で準備致します。また接続障害等による講演会への不参加や聴講不可に関して主催者側に一切責任を問いません。

・講演時は、Webカメラはオフとし、音声(マイク)をミュート設定に致します。また、それらの設定に関し主催者側のコントロールを受け付けます。(質疑応答時は質疑者のみマイクON可)

Zoom入室時に、表示名(スクリーンネーム)を氏名または名前/所属に変更致します。

・配布された資料を講演者に断りなく配布、転用致しません。

・アナログ、デジタルの手段を問わず、講演の全部または一部の録音、録画及びスクリーンショット等の撮影を致しません。

 

参加条件:   会場参加   オンライン参加  (どちらかを削除)

貴社名:

住所:〒

所属部署:

参加者名:

E-Mail

請求書の要否:  要   否  (どちらかを削除)

2025年2月4日火曜日

2025年1月/第457回月例会

 第457回月例会

2025年1月28日(火) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

(公財)鉄道総合技術研究所

                                    材料技術研究部 防振材料研究室 上席研究員GL 間々田 祥吾 氏

「鉄道車両におけるゴム材料に関するこれまでの取組みと今後の方向性」

(ご講演概要)鉄道車両において使用されているゴム材料について紹介するとともに、ゴム材料に関するこれまでの研究内容として、打撃試験を利用したゴム部品の簡易な劣化診断手法、ゴム部品を利用した鉄道車両の異常検知手法などを紹介する。また、今後の取組み内容として、現在検討しているゴム部品の長寿命化に資するゴム材料の劣化予測手法に概説する。

2024年12月23日月曜日

2024年12月/第456回月例会

 第456回月例会

2024年12月17日(火) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

住友ゴム工業株式会社 タイヤ事業本部 材料開発本部     
                   材料企画部 部長     馬渕 貴裕 氏
                   材料企画部 課長代理   富崎 由佳理 氏

「次世代モビリティ社会に向けた新しいタイヤ用ゴム技術」

(ご講演概要)車の自動運転化や電動化、カーシェアリングなど自動車業界が次世代モビリティ社会へと変革していく中、それを支えるタイヤはさらに安全に、さらに環境負荷の低いものが求められている。そこで我々は安全・安心な運転を実現すべく、路面環境に応じてタイヤ性能を変化させるアクティブトレッド技術の開発を進めている。本講演では特に路面環境変化として水(雨)や温度(雪)に応じて性能を変化させる技術について説明する。

2024年11月/第455回月例会

 第455回月例会

2024年11月12日(火) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

東京大学 生産技術研究所 講師          中川 慎太郎 氏

「網目構造の均一化によるエラストマーの未踏物性への挑戦」

(ご講演概要)加硫等により得られるエラストマーでは、架橋点の生成位置がランダムであるため、網目構造は基本的に不均一となる。近年、高分子合成技術の発達により、架橋高分子の網目構造の精密制御・均一化が可能になってきている。特に、分子量分布が狭く分岐数が厳密に定義された星型高分子の末端間を結合させることで高均一な架橋高分子を得る方法が急速に普及しており、ゲルやエラストマーの科学・技術は新展開を迎えている。本講演では、網目構造の均一化により従来材料にはない特徴的な物性を示すエラストマー材料に関する最近の研究成果を紹介する。

2024年10月24日木曜日

2024年10月/第454回月例会

 第454回月例会

2024年10月10日(木) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同研究センター 主任研究員  宮寺 哲彦 氏

「ペロブスカイト太陽電池の技術動向と実用化」

(ご講演概要)ペロブスカイト太陽電池は急速に研究開発が進展しており、実用化のフェーズとなっている。本発表では、はじめにペロブスカイト太陽電池の実用化状況について概観する。そのうえで実用化のための残された研究課題の一つとして作製プロセスのサイエンスについて解説する。

2024年9月/第453回月例会

 第453回月例会

2024年9月10日(水) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

横浜ゴム㈱  材料機能研究室  アドバイザリーフェロー 日座 操 氏

「ゴムとタイヤ:サステナブルな未来」

(ご講演概要)タイヤは私たちの生活を支える欠かすことのできない製品の一つである。本講演では、タイヤのサステナブルな未来へのリスクについて、社会環境の面から現在の動向を紹介する。その上で、サステナブルな未来に向けてタイヤがどのように進化していくのか、特にゴム材料技術を中心に報告する。類似する発表は最近数多くあるので、本講演では、関連する材料開発事例について概観・調査した内容を紹介する。

2024年8月/第452回月例会

 第452回月例会

2024年8月7日(水) 於:会場とZoomによるオンラインとの併催

旭化成㈱  研究・開発本部 基盤技術研究所 リードエキスパート 菊間  淳 氏

「工業材料における高分子表面・界面の解析技術」

(ご講演概要)異種材料との複合化や構造の微細化に伴い、重要性を増している高分子材料の表面・界面のキャラクタリゼーションについて、平板状(フィルム、膜等)や不定形の表面・界面(フィラー界面等)において活用されている解析技術を、実例を交えて紹介する。また、社会課題となっている海洋マイクロプラスチックについて、その「年齢」を予測する技術についても併せて紹介する。