第439回月例会
2023年7月5日(水) 於:Zoomによるオンライン開催
早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 教授 関根 泰 氏
「カーボンニュートラルを実現するための化学・高分子の向かうべき方向性」
(ご講演概要)地球は物質としてみると宇宙とは出入りがなく、閉鎖系である。この閉鎖系に唯一外部からエネルギーとして入ってくるのが太陽光である。現在のエネルギー・化学分野は、閉鎖系の遺産である化石資源を掘り出して用いており、太陽光の貢献は我が国では総エネルギー19EJのうち1.5EJ程度である。将来のCNやGXを考えた場合、今後化学・高分子分野が進んでいくべき方向性について、自然科学的、社会科学的な背景を基に整理してみたい。