2022年2月18日金曜日

第34回公開フォーラムへの誘い
― 特殊ゴム・エラストマーの未来展開 ―

 ゴム技術フォーラムは、ゴム産業の将来展望を目指した技術開発のあるべき姿を追求すべく、異業種を含めた多分野から講師を招聘しての勉強会、特定テーマによる調査研究と年1回の公開フォーラムにおける講演、報告、討論、及び出版物の発行を通じて提言、提案を行っております。
 ゴム技術フォーラムで特殊ゴム・エラストマー(以後特殊ゴムと略)の調査を行ったのは平成4年のことであり、また、特殊ゴムについての成書は、昭和の終わり頃相次いで刊行された合成ゴム加工技術全書12巻や平成4年発行になるゴム工業便覧(第4版)以降網羅的に纏められたものはなく、また総説も殆ど見当たりません。一方、環境問題を背景にゴムの最大需要先である自動車も大きく変わろうとしている時期でもあり、ゴム技術フォーラムでは2019年に「特殊ゴム・エラストマーの未来展開」調査委員会(調査委員長:日本ゴム協会名誉会員・竹村泰彦氏)を発足させて調査研究を行って参りました。
 今回その調査報告と共に世界的な温暖化ガス削減の動きと自動車のEV化の加速に関連した基調講演を交えて、第34回公開フォーラムを開催することに致しました。ここに概要を下記の通りご案内申し上げますので、多数御参加下さいますようお願い申し上げます。

主  催    ゴム技術フォーラム
日  時    2022年3月24日(木)10:00~16:55
会  場   Zoomによるオンライン開催
テ ー マ    特殊ゴム・エラストマーの未来展開
参 加 費    ゴム技術フォーラム会員・¥4,000、ゴム技術フォーラム会員以外・¥8,000                  3月22日までにまでに三菱東京UFJ銀行・赤坂見附支店(普通預金)
     №0206817 ゴム技術フォーラム宛にご送金下さい
    (送金手数料はご負担下さい)
申込締切 2022年3月18日(金)
申込方法    参加を希望される方は、下記の「申込み書フォーマット」部分を文面に                          コピーした電子メールを下記の宛先三か所すべてにご送付ください。
宛先:        gomugijutsuforum1526@gmail.com
                  gomugijutsu.forum@gmail.com
                  yasuhiko_takemura@friend.ocn.ne.jp

プログラム             

2022年3月24日(木)

<司会 藤井 信彦>
10:00~10:10 開会のあいさつ       ゴム技術フォーラム 代表  平田 靖
10:10~11:40 基調講演(1)
「脱炭素社会とEV化の動向とゴムなどの高分子材料への影響」
    日産自動車㈱テクニカルセンター 材料技術部 XD3 主管   小松 基 氏

―― 昼食・休憩(11:40~12:40)――

<司会 伊藤 秀>
「特殊ゴム・エラストマーの未来展開」調査委員会報告
12:40~12:55 総合報告         調査委員会   委員長    竹村 泰彦
12:55~13:40 WG1(NBR & NV & NE、HNBR、ACM & AEM)
                    調査委員会 WG1 リーダー 神戸 祐哉
13:40~14:25 WG2(CR、CSM、CM、CO、FKM)
                    調査委員会 WG2 リーダー 石川 哲也

―― 休憩(14:25~14:35)――

<司会 滝澤 俊樹>
「特殊ゴム・エラストマーの未来展開」調査委員会報告
14:35~15:20 WG3(EPDM & EPM、ノルボルネンゴム、エポキシ化NR、U)
                    調査委員会 WG3 リーダー 逸見 祐介
15:20~16:05 WG4(Q、多硫化ゴム(T)、フォスファゼンゴム(PZ))
                    調査委員会 WG4 リーダー 前田 哲生
16:05~16:50 WG5(全てのTPE)
                     調査委員会 WG5 リーダー 篠塚 翼
16:50~16:55 閉会のあいさつ       調査委員会 世話人     滝澤 俊樹

************************申込み書フォーマット************************

ゴム技術フォーラム第34回公開フォーラム 参加申込書 兼 聴講誓約書

西暦2022年  月  日
ゴム技術フォーラム
平田 靖 代表殿

このたびゴム技術フォーラム主催の第34回公開フォーラムを聴講するに当たり
聴講者として、下記事項を遵守することを誓約致します。

                                                        

・オンラインでの公開フォーラム参加の招待URLもしくはミーティングID等は申込者本人のみの利用とし、第三者への譲渡及び転送は致しません。

・オンラインでの参加に当たっては、パソコン、タブレット、スマートフォンなどの機器(デバイス)とインターネットに接続出来る環境及びスピーカーやマイク、ヘッドセットなどの音声関連機器等は参加者自身で準備致します。また接続障害等による講演会への不参加や聴講不可に関して主催者側に一切責任を問いません。

・講演時は、Webカメラはオフとし、音声(マイク)をミュート設定に致します。また、それらの設定に関し主催者側のコントロールを受け付けます。(質疑応答時は質疑者のみマイクON可)

・Zoom入室時に、表示名(スクリーンネーム)を氏名、または名前/所属に変更致します。

・配布された資料を講演者に断りなく配布、転用致しません。

・アナログ、デジタルの手段を問わず、講演の全部または一部の録音、録画及びスクリーンショット等の撮影を致しません。

貴社名:
住所:
所属部署:
参加者名:
E-Mail:

2022年2月14日月曜日

2022年2月/第422回月例会

 第422回月例会

2022年2月10日(木) 於:Zoomによるオンライン開催

出光興産株式会社 モビリティ戦略室  次長     福地 竹虎 氏
技術・CNX戦略部企画グループ  グループリーダー  草場 敏彰 氏

「出光興産のポートフォリオ転換に向けた取り組みと超小型EV開発への挑戦」

(講演概要) 昨今、企業には脱炭素経営、ESG経営の推進が強く求められています。一方、国内に於いては人口減少、高齢化、都市集中化による地方部の移動制約が拡大するなど社会課題が顕在化しつつあります。こうした流れを受け、全国6,300か所のガソリンスタンドネットワークを有し、エネルギーから素材まで幅広く事業展開する石油元売である出光興産が、市場をどう捉えどのような戦略を描くのか、2021年にリリースを予定している超小型EVを切り口に、その道筋を明らかにしていきます。

2022年1月/第421回月例会

 第421回月例会

2022年1月20日(木) 於:Zoomによるオンライン開催

ロンドン大学クイーンメリーカレッジ 材料科学分野
Visiting Academic Staff(客員教官)        深堀 美英 氏

「ゴムの摩擦と摩耗を同時に制御するための・・・統一摩擦・摩耗理論」

(講演概要)ゴムの摩擦も摩耗も非常に複雑な現象であるため、従来、これを統一した理論で考えることはなかった。しかし両者は極めて密接な関係の現象であり、切り離して考えるとその本質がわからなくなる。本講演では最初に新しいゴムの摩擦論を展開し、続いて新しいゴムの摩耗論を展開する。これらは従来のゴムの摩擦論、摩耗論とは大きく異なったものである。その上で、ゴムの摩擦と摩耗を制御する方法を考えてみたい。