2017年10月3日火曜日

2017年10月/第376回月例会

第376回月例会
2017年10月3日(火) 於:東部ビル(赤坂見附)
産業技術総合研究所  接着・界面現象研究ラボ(ナノ材料研究部門)
上級主任研究員    堀内 伸  氏
『電子顕微鏡による接着界面の解析と接着メカニズムに関する研究』
(講演概要)接着剤を多用した構造物の組立は、他の接合方法に比べ施工性や軽量化など多くのメリットが期待されるが、接着接合の信頼性を予測・評価することが難しいことが普及の進まない一因と考えられる。信頼性や耐久性を正確に予測するためには、接着メカニズムを明らかにすることが重要であり、接着界面の解析がその足がかりとなる。電子顕微鏡は接着界面の解析や、破断面や被着体表面を分析することにより、メカニズムに対して大きなヒントを与えることが可能である。本講演では、電子顕微鏡による接着界面の解析から接着メカニズム解明への展開について紹介する。