第349回月例会
2015年7月1日(水) 於 東部ビル (赤坂見附)
㈱旭リサーチセンター シニアリサーチャー 府川 伊三郎 氏
「石炭由来オレフィンの技術と競争力」副題 石油化学から天然資源化学へ
(講演概略)日本はもっぱら石油化学であるが、世界は米国のシェールガス革命による天然ガス化学、中国の石炭由来のオレフィン製造の現代的石炭化学、バイオマス化学(バイオリファイナリーが勃興している。特に、メタノールを原料にして触媒的にオレフィンを製造するMTOやMTPプロセスが注目される。中国は石炭原料でメタノールを合成している。石炭からオレフィンを一貫して作るプロセスはCoal to Olefin(CTO)と呼ばれる。この技術と競争力について説明する。